前回の記事はこちら。
こんにちは。劇団時計2018年度新入生歓迎公演
情報宣伝担当、16年度入部の駒野です。
好きなものは唐揚げ。嫌いなものは青に比べて赤の時間が極端に長いタイプの信号です。
さて、このブログでは「劇団時計クロニクル」と題して過去公演を紹介しています。
第四回ということで今回ご紹介いたしますのは、みやこ祭公演です。
みやこ祭というのは、毎年秋に開催される首都大学東京の大学祭のことですね。
2016年度から大学祭での公演を始めた劇団時計。大学祭というイベントの特色に合わせ、「短い劇を何本か上演する」という普段の公演とは少し変わった上演の仕方をしております。お客さんにふらっと観に来てもらうための工夫ですね。複数のチームに分かれ、それぞれ別々に稽古をしていくという形になります。
それでは紹介の方に移りましょう!
2017年度みやこ祭公演
『ワンダフルお花畑』
『ワンダフルお花畑』というのは公演全体のタイトルです。先ほど解説しましたとおり、この公演では4本の劇を上演しました。
続いてそれぞれの劇について紹介します。
①『クリームソーダのおフロ』
脚本・演出 柏木凱斗
あらすじ
魔法使いの娘であるワガママ少女みどりは、どんな願いもお父さんの魔法で解決!だけどお父さんにはみどりに言えない秘密があって…?普通のサラリーマンが娘の為に奮闘する、マジカル学園ファンタジーホームラブコメディ!!
②『三日月と金星』
脚本・演出 石部日和子
あらすじ
夜中のとある山、美輝と宵は出会う。それは夜空に輝く金星が浮かぶ場所。無くした青春の中で2人は昔の約束の場所を目指して山の中を歩き進んでいく。
③コント集『JAPAN』
脚本・演出 藤田恭輔
偏見に満ちあふれた「日本」の姿をコントでお届け。笑い飛ばせ、この国を。
④『姉弟』
脚本・演出 日野林琴乃・藤中樹音
「姉弟」をテーマにした2本の短編を連続で上演。弟がほしかった日野林と、お姉ちゃんがほしかった藤中。2人のひとりっ子が、舞台の上で姉弟になります。
どれもテイストが異なっていて色とりどり。
まさに「お花畑」ってカンジだぁ!(タイトル回収)
では早速、当時の演出さんに見所をインタビューしたいのですが、なにしろ4本も劇があるので、今回は『クリームソーダのおフロ』の演出をした柏木くんと、『三日月と金星』の演出をした石部さんのお二人だけにお越しいただきました。他の演出さんに大学祭の劇についてインタビューすることはありませんので予めご了承ください。
「どうも、『クリームソーダのおフロ』で脚本と演出を務めさせていただきました。16年度入部の柏木です。」
「えっと、『三日月と金星』で脚本・演出をしました。16年度入部の石部です。」
「はいはいよろしくねー。さ、ブログなんだけど、ここまでで結構スペース使っちゃってるから、インタビューはちゃっちゃといきますよー。はい巻いて巻いて。」
「いやそれはそっち(編集者)のさじ加減だろ。(笑)」
「それぞれセールスポイントを教えてください。」
「『クリームソーダ』は、学祭にいらしたご家族連れのお客様を意識して作ったので、子供から大人まで楽しめる、POPな劇です!」
「それはもう間違いない。対象年齢の広さはピカイチですよ。」
「役者総勢10人にも及ぶ短編ですが、同期のやんちゃ坊主たちと演技派の役者たちをうまく使い分けて、混沌とした中でもまとまりのある作品になっています!」
「10人中8人が16年度入部生だもんね、かくいう僕もやんちゃな坊主&ガールズの仲間だしね。」
「うん、ほんと大変だった。こうも人数が多いと稽古するのもひと苦労さ。」
「それと対照的に役者が2人だった石部さんはどうでしょう。」
「『三日月と金星』は、キャスト2人の会話を中心に物語を進めていく感じです。どこか懐かしい雰囲気のするものを作りたくてこの話を書きました。」
「確かにあの劇って2000年代のフリゲみたいな雰囲気あるよな。」
「まあ私自身フリゲめっちゃやってたからね。役者さんの演技がとてもこの物語にあった雰囲気で、柔らかく素朴な感じになっていて、それがとても好きです。」
「そうそう、役者さんが普段から癒やし系で、マイナスイオン出てるからね。」
「そう、納得のいく作品作りが出来た気がします。お気に入りの一本です。」
「お気に入りといえば、僕コント集めっちゃ好きなんすよ。二人ともめっちゃ面白かったよ。」
柏木くんと石部さんはコント集『JAPAN』に役者として出演しています。
「ありがとう。……『クリームソーダ』の主人公は小学生なわけだけど、まさかコントの中で自分が小学生役をすることになるとは思わなかったよ。」
「私もまさかアイドル役をやるとは。」
「いや過酷だったね、あれから柏木はやつれて、こんなに痩せちまって……。」
「それはもとから。」
「演出さん、ありがとうございました。」
いかがでしたでしょうか。
次回は2016年一年生公演『ジャクシ』を紹介します!
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今日のインタビューに出てきた石部さんも出演する新歓公演のお知らせです。
【公演情報】
劇団時計2018年度新入生歓迎公演
『トランス』
脚本 鴻上尚史
演出 池田奈央
【キャスト】
Aチーム
吉田宗一郎 鹿目理佐 藤中樹音
Bチーム
竹原風太 石部日和子 稲垣隼
【スタッフ】
舞台監督:大山梨花 なっちゃん
舞台美術:柏木凱斗 吉田宗一郎 北川遼太
照 明:上田茉衣子 稲垣隼
音 響:藤中樹音 竹原風太
衣 装:ゆきえ 石部日和子
宣伝美術:石部日和子
情報宣伝:寺島碧 駒野共紀 鹿目理佐
制 作:田﨑颯大
【開演日時】
4/25 18:00開場 18:30開演 Aチーム
4/26 16:30開場 17:00開演 Aチーム
4/27 18:00開場 18:30開演 Bチーム
4/28 13:00開場 13:30開演 Bチーム
入場無料
【公演場所】
首都大学東京 南大沢キャンパス 講堂小ホール
(京王相模原線 南大沢駅より徒歩約7分)
【予約フォーム】
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=b7d22585d1
入場は無料です。
来たれ若人、集え彼の地へ!