劇に捧げた夏休み【第6回】ラス通し編

劇団時計の公演が出来上がっていく過程を追っていきます!総力取材!!

『父と過ごした夏休み』、明日からいよいよ開幕…!!

舞台と客席が出来上がり、音響照明の調整を進める今日。順調に、皆様を御迎えする準備がすすんでいます。

そんな今日は、一週間前に行われたラストの通し稽古をレポート!

劇に捧げた夏休み【第6回】ラス通し編

今作、『父と過ごした夏休み』はオリジナル作品。劇団員の稲垣隼君が脚本を書き下ろし、演出を担当しています。

稲垣君が時計の公演で脚本・演出を担当するのは、2018年度みやこ祭公演内の『ビバ!?コミュ障!!』以来2回目。

『コミュ障』はハイテンションで突っ走る学園コメディでしたが、今作『父夏』は一転変わって、繊細に心の機微を追いながら夏の郷愁を紡ぐしっとりとした作品。稲垣くんも、稽古場では細かなセリフのニュアンスにも目を光らせたり、作り物ではないホンモノの感情表現をも見据えた芝居作りをしようとしている様子でした。

そんな今作のラスト通し稽古。本番直前のゲネプロをのぞけば最初から最後まで止めずに作品の全体像を眺めることが出来るのはこの日が最後です。

衣装も本番のものを着て、緊張感たっぷりににスタート。

絵を描くことが好きな少年・永一と、幼いころに世をたってしまったその父・永輔のひと夏の交流。

少年の思い、母の思い、祖母の思い、父の思い…さまざまに交差して、その愛情に切なくも暖かな気持ちになります。

そして作品を支える役者陣。はまり役です。

永一の幼馴染のサキ役はあんぬ。くるくる変わる表情とメリハリのついた演技で作品に華を添えてくれます。

少年役に山口真桜。『子昼の鐘』の白猫役でもそのイケメンっぷりを披露していましたが、今回も少年役。色気とキュートさを兼ね合わせています。なにやらミステリアスな役名にたった一人の和装ですが、その正体やいかに…

永一の祖母の久枝役は中矢苗希。どっしり安定した存在感がある役者さんです。ちゃめっ気たっぷりのかわいらしいばあちゃんを演じます。

永一の母の絵美は白波瀬めぐ。見ているだけでも飲み込まれてしまいそうなほどのエネルギッシュな感情表現が素晴らしいです。強くあろうとする母の葛藤を丁寧に紡ぎます。

永一の父である永輔役は加藤臣之輔。今年度入部したばかりの新人でありながらも、先輩役者陣に肩を並べて見劣りしないパワーが。破天荒な父を爽やかに演じます。

そして主人公の永一はす~す~。まだまだ未熟ながらも将来や父のことに悩む中学生の役を等身大に演じます。彼演じる永一の決断を、見届けてもらえたらと思います。

夏ももうじき終わりですが、そんな時期だからこそ抱きしめたくなるような懐かしさが詰まった話。

もちろん夏なので!しっとりだけじゃなくはしゃぐシーンもあります。楽しそう。夏を楽しまにゃ損!!

ラス通し特有の気負いや緊張は見られつつも、良い作品が出来上がる確信を持てる通しでした。

つつがなく通し終了。

わたしたちのひと夏をかけた作品を、ぜひ!劇場で!明日から。首都大学東京南大沢キャンパス 講堂小ホールでお待ちしております!!!

情報宣伝:池田奈央

ー*-*-*-*-*-*-*-*-*ー

2019年度夏季プロデュース公演

『父と過ごした夏休み』

脚本・演出:稲垣隼

“俺の知らない父は、ちょっと幼くて、ちょっと格好よくて、とても輝いてた。”

首都大学東京 南大沢キャンパス構内にて、9月上旬上演予定。

公演詳細はこちらから

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です