こんにちは、劇団時計です!
冬季プロデュース公演『何色でも』は12月7日(土)・8日(日)に実施予定!!
予約は下記のリンクから受付中!
さて、今回の記事は演出インタビュー!
今回の公演で脚本・演出を務める石川紘大さんにインタビューしました!!
劇団時計が誇る「超人」。その生き様と信念に迫ります。
□まずは石川さんが入部してから今までの軌跡を辿ります。
ーー石川さんは2年生になってから劇団時計に入部されましたが、それはどうしてですか?
石川:高校までずっと野球をやってきたので、最初は野球部に入ろうと思ったんです。でも気づいたら締め切られてて。そこから1年間、部活にもサークルにも入らず、ラジオやNetflixを視聴するだけの日々で。このままでは学校生活が物足りないなと思い、どうせならやったことのないことをやろうと、入部しました。
ーーおお、すばらしい行動力ですね。
石川:はい。まあそうですよね。
ーーそこから劇団時計を3年間、続けてこられた理由はありますか?
石川:参加した最初の公演は、2022年度新人公演「水平線の歩き方」でした。でもまあ、僕がカスだったのもありまして、ほとんど参加していなかったんですね。一応、本番期間だけは参加しようと思ったんですけど、周りは全員知らない人たちで。そのうえ何をすればいいのかもわからなくて。
ーーそれは辛いですね。
石川:そうなんですよ。本当に退部しようかと思いました。そんな時に当時演出をされていた先輩が、「録画をするからカメラの操作をお願いしていい?」って頼んでくれまして。ボタンを押すだけなんですけどね。でもそのとき、「ああ、こんな僕にも役割が与えられるんだ」って、すごいそれに感銘を受けまして。こういった経緯で続けることができました。この先輩にはすごい感謝しています。
ーー続いて、劇団時計でのいい思い出について教えてください。
石川:遊びに行ったなかでは、去年同期で集まって、大阪のUSJに行ったのが思い出に残ってますね。
ーーどのアトラクションに乗ったのが思い出深いですか?
石川:アトラクション……何乗ったんだっけな……えーっと……
ーー本当に思い出に残ってますか?
石川:本当に残ってますよ。楽しかったです。
ーー逆に辛かった思い出はありますか。
石川:僕、大学に入るまで銭湯とかはあまり行かなかったんですけど、このサークルに入ってから、すごい誘われるようになりまして。
ーーはあ。なるほど。
石川:本当はサウナとか好きじゃないのに、行かなきゃいけなくなりまして。まぁ、僕に意志がないのも悪いんですけど。やっぱり少し嫌なんですよ。本当は、自分の家の風呂が一番いいのに、それをひた隠しにして。銭湯とかサウナについて行って。まあ時計で一番辛かったのはそれですね。
ーーそうですか笑 じゃあ銭湯はお好きでないんですね。
石川:そうですね。見ず知らずの人と。ちょっと嫌ですね。
□直近2年間で5度も脚本を執筆した石川さん。このペースは近年の劇団時計で類を見ません。 ここからは、脚本・演出としての石川さんに迫ります。
ーー初めて脚本・演出を務めたのは、2023年度新歓公演「かかる」でした。演出を務めた理由は何ですか。
石川:入部時点から、何も分からないなりに、脚本を書きたいなという気持ちはありました。そこから様々な危機を乗り越え、知識も蓄えまして、これなら演出もできるだろうな、というタイミングで演出を務めました。あの、質問の内容はなんでしたっけ。
ーーこの公演での思い出はありますか?
石川:ああ、公演の最後に、僕が自腹でケーキを買って、みんなに配るっていうサプライズを用意したんですけど。
ーーおお、太っ腹ですね。
石川:そうですね。それで用意したんですけど、なんか、そういう空気じゃなかったっぽくて。
ーーなるほど。
石川:けっこう不発に終わったんですね。まあ7,000円くらいしたんですけど。ホールのやつですよ。それを2つ買って……あのときの7,000円が一番痛かったなって……
ーーなんで、僕(インタビュアー)はそのケーキを食べてないんですか?
石川:それは、あなたがそのときバイトに行っていたからです。
ーーなるほど。
ーー石川さんは、2年連続でみやこ祭公演で演出を務め、コントを上演されました。コントと演劇ではどういった違いがありますか。
石川:ちゃんとした演劇では、少しくらいは真面目なことも言った方がいいのかなって、勝手に思ってて。だから少しは真面目なことを書いたりもするんですけど、みやこ祭のコントは、ただただ皆さんに楽しんでもらうことだけを考えて作っています。
ーー2年間のみやこ祭公演で計9本のコントを執筆・上演されましたが、その中でもお気に入りはありますか?
石川:僕としてはやっぱり、去年やった作品のうちの1つがお気に入りですね。あなた(インタビュアー)も出演していた作品です。1番稽古しましたし、そのうえで特に演技自体に何の成長もなかったんですけど。
ーーそうですか。
石川:それでも、台詞を言うだけでこんなにウケるのか、と。じゃあもうこれは俺の実力だなって。役者の皆からは、お前の功績じゃない。役者の実力だ、って言われるんですけど。……まあ、そこの議論は平行線なんですけど。とにかく、僕はこの作品が一番好きですね。
□最後に、今回の冬季プロデュース公演の経緯や思いを語っていただきました。
ーー今回どうして冬公演を企画されたんですか?
石川:自分がもうそろそろ卒業なので、卒業前に脚本演出としてやりたいことをやりたいなと思っていました。さらに、舞台美術の森くんの方でもやりたいことがあるって話だったので、じゃあ協力してやろうかというのが経緯です。
ーー今回脚本を書くうえで苦労したポイントはありますか?
石川:タイミング的に、前回の公演(みやこ祭公演)で演出をやりながら、脚本を書かなければいけなかったので、そこは大変だったんですけれども、支えてくれる皆さんのおかげでなんとかここまで来れて感謝しかないです。
ーー石川さんはそろそろ卒業論文を提出する時期だと思いますが、進捗はいかがですか?
石川:脚本同様、こちらも同様に少しずつ歩みを進めているという状況でして、こちらもひとえに支えてくださる先生方やゼミ生に感謝しかありません。
ーー最後に、今回の公演の見どころを教えてください!
石川:今回はいつもの公演よりも舞台と客席が近いので、臨場感のある舞台になるかと思います。舞台構造には注目していただければと思います。さらに、役者の皆がぼくの脚本を何倍にも面白くしてくれているので、そこにも注目してもらえればと思います。
ーーつまり今回の公演が成功したら、演出のおかげではなく役者のおかげということでよろしいですか。
石川:あ、その役者を指導した僕のおかげです。
ーーわかりました。ありがとうございます。
石川:今回、すごい面白い内容の劇になっていますので、ぜひ笑ってもらっていただければと思います。せっかく来て笑わないって、それはもうこちらとしても何をやっているのか分からないので。はい。どうしようもないというか。なので、ぜひ来ていただいて笑っていただきたい。(お客様を含めた)みんなでいいものを作ろうという。はい。そのように認識を改めて頂きたい。以上です。
□最後に爆弾発言を言い放った石川さん。しかしこれも自信の表れかもしれません。もし面白いと思ったら、ぜひ大きな声で、笑っていただけますと幸いです。
石川さんが演出を務める、冬季プロデュース公演『何色でも』は12月7日(土)・8日(日)に実施予定!!
予約は下記のリンクから受付中!詳細は上記チラシをご確認ください!