卒公ドキュメンタリー第3話「役作り」

前回のお話はこちら

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トントン…カン…

 

今日の劇団時計では、仮組みが行われている。

舞台の構想を練る中で、実際に舞台を建てて実験をするのだ。

そんな中、ジャックは非常に重宝されているらしい。

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ガンッ

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J「これ、どこに運ぶんでしたっけ?」

「ああ、平台はこっちに重ねておいて。」

J「うっす」

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J「このノコギリ切れ味わりぃな…。手で切ったほうが早いだろ。」

シュッ…シュパッスパンッ

そして…

 

J「よおーし、舞台も建ったし、役者インタビューするか!」

 

J「というわけで、役者を務めるみんなに“自分の演じる役について”“心の内に秘めた思い”を聞いていくよ!よろしくお願いします風太さん!」

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竹原「そうだね…。今回の役はどうにも…」

J「なんか悩みがありそうですね?」

竹原「過去に演じてきたものと比較したら、一番掴みづらいと言うか。本来の自分とはかなりかけ離れた役だから、役作りには時間がかかったと思う。」

J「なるほど、確かにそうですね…。」

竹原「卒業公演を作っていて日に日に実感するんだけど、卒業公演ってことは、4年生がもうすぐ卒業するってことで…、当たり前だけど。」

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竹原「…だから、やっぱり成功させなければならない。全力で、役も、スタッフも、すべて含めて全力で取り組んで、なんとしても、全部丸ごと、上手く、成功させるべきなのかな、と!思います!」

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J「うっす。じゃあ次いきましょう。」

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よしだ「僕の役ってさ、なかなか理解してもらえないと思うんだよね。」

J「はあ…」

よしだ「でもさ、どんなことにも全力で取り組まないとだろ?そうして初めて、お客さんの反応も得られると思うんだ。気合い入れの意味で、パーマもかけてきたから。」

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よしだ「パッション、ここ(頭)にある思うんで、しっかり、ここを働かせていこうと。巻いてきました。」

 

J「Zzz…」

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石部「私の演じる役は、同じような役回りの人が何人かいて。その仲間と一緒に場の雰囲気を作り上げていくのが大事かな。」

J「いいね。」

石部「でもやっぱりこの劇は役者が多いから、やんちゃしてるような役者も多い中で、どれだけ自分の爪痕を残せるか、どれだけ輝けるかってことは考えてる。」

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石部「てか私、舞台美術スタッフなんすよ。私、舞台美術に力を入れているので。今回の舞台は特殊な形だし、いつもと違う時計の姿を見てもらいたい!」

J「今日その話じゃないんすよ」

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寺島「僕の役は、結構簡単なので、5分くらいで、ちゃちゃっと役作りができました。よろしくおねがいしゃーす。

てかなんか似てるね?ジャック。」

J「俺そんなに肩幅広いか?」

寺島「ていうかさ、ジャック。ずっと思ってたことあるんだけど、Twitter真面目にやってる?」

J「やってるよ!なんでそんな事言うんだ!」

https://twitter.com/JTWdonotstop/status/966266596619558912

https://twitter.com/JTWdonotstop/status/965870042196754432

J「…。」

「足引っ張ってんな?」

J「…。」

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バキッ

「うっ」

バタ…

「大丈夫か碧!?」

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「ん?なんだあれは…」

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「宣伝じゃないか…!!!!!」

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僕等の熱い思いを、受け取ってください!!!!

 

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