2020年度劇団時計新歓ブログ③~スタッフ紹介~

こんにちは!東京都立大学唯一の演劇サークル劇団時計です!

 

ジュクジュクジュクジュク(DJスクラッチ)Foooooooooo!!!(鳴りやまない歓声)

 

いかがお過ごしでしょうか。まぁいかがも何もないと思いますが。

いかがわしいモンじゃございません。都立大の演劇サークルです。

不安がつきまとう毎日、武漢から広がったパンデミック。

正朔には思ってもいなかった事態、オリンピックおもてなしもできない

無事に終息することを願う今日日、術なく建てられないnow on stage

線引き難しい外出自粛 そんなんせんでええわ!と闊歩する者がいる

感染の温床、余裕の表情で巷を徘徊する若者。

街頭取材でライトを浴びるyoung man   sounds good!な回答はないがっかりだ

そんな中おうちでまったりと 意匠を凝らし毎日に彩りを 

添えて演出する人もいるぞ 我慢する時だみんなで耐えよう

 

 

 

ということでお分かりいただけたと思いますが、新歓ブログ第3回は劇団時計の公演を支えるスタッフについて紹介していこうと思います!

まだ第1回第2回のブログを観てない方はこちらからどうぞ。

スタッフがいなかったらどうなってしまうのか…。

それでは一つずつ紹介していきます!

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演出

公演全体を掌握している権力者です。演出さんは自分が思い描いていることを何でもかんでも役者やら各スタッフにぶつけてきます。わがままです。加害者です。

やれお前はここで爆笑必至のギャグを言えだの。

やれ照明灯体を10000灯配置してエレクトリカルパレードに劣らないシーンにしろだの。

やれオーケストラをオファーしろだの。

無茶ばっかりです。

 

しかし、もし演出さんがいなかったらどうなるでしょうか。

役者は突っ立ったままセリフを棒読み。衣装は無しですっぽんぽん。真っ暗闇のなか無音の無観客野外公演。

そうです。演出さんがいなければ何も始まらないのです。

役者へのアクトづけから始まり各スタッフとの会議まで、膨大な量のタスクをこなしているんです。

演出さんには頭が上がりません。えんしゅつさんをぞんざいにあつかうのはやめましょう。

②舞台監督

全スタッフをまとめるリーダーです。特に内回りと呼ばれる、舞台上の演出に関わるスタッフ(舞台監督、舞台美術、照明、音響、衣装)をまとめます。

資料の締め切りに厳しいです。守らないと激おこプソプソ丸になります。<(`^´)>

稽古場の管理、ミーティングの運営、「仕込み」と呼ばれる舞台設営の際の指示だしなど、舞監さんのお仕事は多岐に渡ります。

稽古場で稽古録を書いたり、時間管理をしたり。

こちら「仕込み」の際に必要なスタジオの図面。図面作成から現場での指示だしまで。

頼りっきりです。現場のお母さんです。

③舞台美術

全ての舞台構造物を創造する神です。

演出さんと舞台デザインのプラン会議を行い、決定したプランに沿ってバリバリ物を作っていきます。

舞台の種類は主に二つに分けられます。具象舞台と抽象舞台です。

左はカッチリとイメージが決まっている。右はすっきりとしていて自由という感じでしょうか。(適当)

私の同期に解説をしてもらいました。

具象舞台と抽象舞台の違いを、枝葉末節の誤謬を恐れずに思い切った表現をするのであれば
 「空間を規定する」か否か。
 【具象舞台】
 メリット
 ・空間が受動的に定まる(場の雰囲気が舞台そのものから醸し出されている)
 →役者の演技の現実度を上げる
 →受け手に対して状況の理解を助ける
 【抽象舞台】
 メリット
 ・具象舞台に比べて空間を能動的に支配する割合が多い(役者主体で場の雰囲気を操れる割合が増える)
 →役者の立ち居振る舞いが極めて目立つ
 ・演劇ならではの身体表現が映える
 ・場面転換を比較的容易に行える
 ・具象舞台に比べて予算と手間がかからないことが多い
 各デメリットはそれぞれのメリットをひっくり返したものとなる。

だそうです。

舞美さんは主に駐輪と呼ばれる作業場兼物置で作業しています。

大学生協の隣の通路にあります。普段は扉で閉まっていますがこちらの写真は中が丸見えですね。いやーん、エッチ。

様々な資材や道具が置かれています。夏は蒸し暑くて冬はかなり寒いです。

④照明

舞台に明かりをもたらす光属性の方たちです。闇属性が苦手です。

照明会議によって決められたプランに沿って、灯体の配置場所や色などを決めていきます。

屋外で照明実験を行ったり、部室で照明の色を決めたり…。

本番前、ホールにて仕込み中の照明さん。(;^ω^)すげ(語彙力)かっこいい(語彙力)

⑤音響

音で空間を支配し、お客さんの聴覚に侵略する民です。

音響会議によって決められたプランに沿って、ひたすら場面にマッチする音源を探します。劇中歌から効果音、環境音まで。ひたすらひたすらひたすら探しまくります。

音探しに奔走する音響さん。時に音源の編集もします。

本番、機材を操作するオペブースにいる音響さん。このオペブースにはもう一人照明さんもいらっしゃいます。

⑥衣装

役者を舞台映えさせてくださる服飾デザイナーです。

衣装会議によって決定した役ごとの衣装や小道具を購入したり製作したりします。本番期間は役者のメイクも管理します。

靴!右の写真は本番前の控室。控室の設営やメイクチェックも衣装さんのお仕事です。

本番前の髪型のセットも衣装さんがお手伝いしてくれます。

⑦制作

外回りと呼ばれる、お客様との関わりが主な仕事であるスタッフ(制作、宣伝美術、情報宣伝)のリーダーです。

当日受付、予約管理、客席の環境整備などのおもてなし業務。

予算管理や、公演の内容が適切かどうかのチェック。

とにかくお客様目線に立ってお仕事をするホスピタリティマインドの塊です。

実はこの客席、快適に観劇していただくための制作さんの作業がいっぱい詰まっています。

当日受付。お客様のお荷物を預かったり差し入れを預かったり、公演の窓口です。スマイルプリキュア

⑧宣伝美術

宣伝の顔となる宣伝ビジュアルをデザインする絵師さんです。

チラシやDMハガキ、当日パンフレットや看板など宣伝に関わるあらゆるデザインを担当しています。

チラシやポスターなどの宣伝に使用される公演ビジュアルや…

当日、スタジオ近くに立てる立て看板の製作など。

昨年の夏公演では予約特典としてうちわを制作したりなんかもしました。

⑨情報宣伝

宣伝をする人です。

学内外でのチラシ掲示、『Twitter』『Instagram』『Facebook』などのSNSやブログの更新。

また、他大学の公演にチラシを持って行き『うちのチラシを折り込ませてください!お願いします!』と地面に頭をめり込ませに行きます。

(イメージ図)

 

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ということでスタッフ紹介をしましたがいかがだったでしょうか。

各スタッフの細かい仕事はまだまだたくさんありますが、それは入部してからのお楽しみということで。

また次回お会いしましょう!それでは!