前回のお話はこちら
T「素晴らしい…!」
W「ここまでみんなで積み重ねてきた努力の結晶だ。」
J「エモい…」
ついに明日に迫った卒業公演のリハーサルを観たJTW。
???「みんなお疲れ様。」
JTW「ハンナさん!!」
彼女の名前はハンナ。
JTWはハンナによって劇団時計に連れてこられた。
ハンナ「みんな本当によく頑張ったわ。そろそろ明かしても大丈夫そうね。」
W「え…?」
ハンナ「実は、ここに連れて来る前に、あなたたちの記憶を消させてもらったの。」
ハンナ「あなたたちも薄々気付いているはずよ。普通の人間ではないことに。」
JTW「…。」
ハンナ「あなたたちの記憶を呼び戻してあげる。」
狼に育てられた少年、トム
月人と人間のハーフ、ワギー
ジャックナイフと人間のハーフ、ジャック
W「まさか…。」
ハンナ「あなたたちは人外であるが故に人々から遠ざけられていた。」
J「そうだ…。確かに俺は人類を恨んでいたんだ。」
T「確かに俺もずっと独りぼっちだった。」
ハンナ「そうね。でも、今でもそんな事言える?」
T「そうだ…。劇団時計のみんなはこんな俺達でも笑顔で受け入れてくれる。」
劇団時計で過ごすうちに人間の温かさを知ったJTW___。
W「俺、劇団時計のみんなと出会えて、公演を一緒に作れて良かった!」
ハンナ「3人とも、演出の藤田さんから嬉しいお知らせを聞いたわ。」
ハンナ「この卒業公演、あなたたちにも出演してもらうことになったの。」
J「えっ」
ハンナ「突然のお願いだけど、引き受けてくれるかしら。」
T「もちろんです!!!」
「「「ジャック、トム、ワギー!」」」
「「「早く、こっち来いよー!」」」
J「おいおい、何だよこれ。」
藤田「いくぞ、せーの!」
「「「劇団時計2017年度卒業公演『劇団時計』!!!!!
見に来てねーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」」」
「やっぱり宣伝じゃないか!!!!!」